制御機器

スピードコントローラ ダイヤル付タイプ

RoHS2対応

速度設定を数値で確認。リニア特性で調整も簡単。

樹脂
  • 樹脂主要部品にPBTを使用しています。PBT:一般環境に最適で標準的な樹脂材質。
金属
  • 金属主要部品に黄銅+無電解ニッケルメッキを使用しています。
シールゴム
  • シールゴム材質にNBRを使用しています。NBR:一般的にシール材として用いられる材質です。耐オゾン性に劣るので注意が必要です。
  • シールゴム材質にHNBRを使用しています。HNBR:NBRに水素を添加し、耐オゾン性を向上させた材質。低濃度オゾン対策に最適です。

オプション

  • グリースにフッ素系グリースを使用し、クリーンエアで清浄後クリーンルーム内にて包装します。

特長

速度設定を数値で確認。リニア特性で調整も簡単。

ダイヤル表示による速度確認が可能。表示は側面(上・下)、上面の2カ所。

ツマミ回転数と流量が比例して増減するリニア特性。

各サイズに流量域の異なる2種類を用意。当社スピードコントローラスタンダードタイプに比べ各流量域での微調整が容易。

小型・低背サイズ。

プッシュロック式ツマミを採用。設定・操作が片手で簡単。

1回転中30段階の位置ロック可能。
※)目盛りが確認できる位置は0.5回転毎となります。

制御方向をツマミの色で識別。

ユニオンストレートタイプは、ダイヤル表示向きを360°調整が可能。

ダイヤフラムのゴム材質はHNBRを採用。

フリータイプはチューブの取出方向が自由

樹脂本体に加え、継手部も回転します。

クリーン環境内の速度制御に最適なクリーンルーム包装仕様を用意。(オプション)

フッ素系グリースを使用し、クリーンエアで清浄後、クリーンルーム(ISOクラス6相当)内にて包装。

スプリングリターン仕様を用意。

スプリングリターン式単動シリンダの使用に最適。

仕様

使用流体 空気
使用圧力範囲 0.1~1.0MPa
逆止弁作動圧力 0.05MPa
使用温度範囲 0~60℃(凍結なきこと)

適用サイズ

チューブサイズ

ミリサイズ(mm) φ3, φ4, φ6, φ8, φ10, φ12
インチサイズ φ1/8, φ5/32, φ3/16, φ1/4, φ5/16, φ3/8, φ1/2

ネジサイズ

メートルオネジ M3x0.5, M5x0.8
管用テーパオネジ R1/8, R1/4, R3/8, R1/2
ユニファイネジ 10-32UNF
NPTネジ NPT1/8, NPT1/4, NPT3/8, NPT1/2

流量特性グラフ

構造図

形状・価格一覧

個別注意事項

警告

1.アクチュエータの速度を調整する際、ダイヤル表示「0」付近の製品内部のニードルが絞られた状態から徐々に開いて調整してください。ニードルが開いていると急激に圧縮空気が流れアクチュエータが飛出す危険性があります。なお、調整ツマミの回転方向による動作は以下の通りです。 ・時計回り(-方向):ニードルが閉まり制御流量が減少しアクチュエータの速度が下がる。 ・反時計回り(+方向):ニードルが開き制御流量が増加しアクチュエータの速度が上がる。

2.エルボタイプ、フリータイプの継手位置を調整する際は、製品内部へ圧力がかかった状態で行わないでください。

3.ユニオンタイプのダイヤル表示の向きを調整する際は、製品内部へ圧力がかかった状態で行わないでください。

4.フリータイプの継手部は強制的に揺動、回転させないでください。本体の破損、漏れの原因となる可能性があります。

注意

1.ダイヤル表示「0」の状態の制御流については、漏れを許容していますので、漏れ量がゼロを必要とするような使い方はしないでください。また、ニードルを締付ける強さによってダイヤル表示「0」となる位置からズレが発生する場合があります。

2.流量特性は製品単体での参考値であり、配管、回路、圧力条件などにより異なります。

3.調整ツマミは押すとロックされ、引くと解除されます。調整後は必ずロック状態にしてください。なお、ロックが解除できない場合がありますので、操作する際はツマミ側面を強く握らないでください。

4.流量調整後は必ずロック状態にしてください。ロックしない状態で使用すると調整ツマミが回転し流量が変化する恐れがあります。

5.調整ツマミを押込む際に回転の位置によってはロック状態とロック解除状態の中間位置で停止することがあります。この状態では完全にロックできていないため、ロック状態の位置まで調整ツマミが押込まれていることを確認してください。

6.調整ツマミロック時にツマミを無理に回転させるとロック機構部が破損する恐れがあります。

7.調整ツマミを全開状態から反時計回り(+方向)、または全閉状態から時計回り(-方向)に過剰に回さないでください。調整ツマミ、本体の破損の原因となります。

8.制御範囲はサイズ毎に異なります。流量調整の際は現在のダイヤル表示値を確認の上、下表の制御範囲内で調整してください。

9.ユニオンタイプのダイヤル表示の向きは、スパナが対辺に確実にかかっていることを確認してから調整してください。変形や調整ツマミへの干渉の可能性があります。

制御機器シリーズのよくある質問

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