圧力計・検出スイッチ
小型圧力センサ11・12アナログ出力タイプ用表示器
小型圧力センサと合わせて分離型表示を可能に。
特長
小型圧力センサと合わせて分離型表示を可能に。
見やすいLCD2画面、3色ディスプレイにより高視認性を実現した、□30mmの表示器。
メインディスプレイは、出力状況によって2色で表示。
メインディスプレイ:圧力数値(赤色・緑色)、
サブディスプレイ:設定値(橙色)
コンパクトなボディ。
本体サイズは、幅:30mm、高さ:30mmとコンパクト。
消費電流は40mA
SED-30:50mA⇒SED-31:40mA
表示器本体との接続がコネクタ式で、ケーブル脱着が容易。
ロック機構付。
キーを押し間違えた時の誤動作を防止。
ロック機能中は、キーマークが表示。
仕様
共通仕様
供給電源 | DC12~24V (リップル±10%以下) |
---|---|
消費電流 | 40mA以下 (無負荷時) |
センサ入力仕様 | 1~5V |
スイッチ出力(NPNオープンコレクタ出力) | NPN 2点出力:最大負荷電流:125mA 最大供給電圧:DC30V内部電圧降下:1.5V以下 |
スイッチ出力(PNPオープンコレクタ出力) | PNP 2点出力:最大負荷電流:125mA 最大供給電圧:DC24V内部電圧降下:1.5V以下 |
繰返し性 | ±0.1%F.S. ±1digit以下 |
応差 | ワンポイント設定モード、ヒステリシスモード、ウインドコンパレータモード:調整可能 (※1、※2) |
応答時間 | 2.5ms以下 (誤動作予防機能:25ms、100ms、250ms、500ms、1,000ms、1,500ms選択) |
出力短絡保護 | 有り |
デジタル表示 | メインディスプレイ:2色 (赤、緑) |
表示精度 | ±1%F.S. ±1digit以下 (at Ta=25±3℃時) |
動作表示灯 | 橙色1&2表示灯 |
アナログ出力 | 出力電圧:1~5V ±2%F.S.以下 (定格圧力範囲内にて) 直線性:±1%F.S.以下、出力インピーダンス:1kΩ |
保護構造 | IP40 |
周囲温度範囲 | 動作時:0~50℃、保存時:-10~60℃ (結露と凍結なきこと) |
周囲湿度範囲 | 動作時および保存時:35~85%RH (結露なきこと) |
耐電圧 | AC1000V 1分間 (リード線とケース間) |
絶縁抵抗 | 50MΩ以上 (DC500V) (リード線とケース間) |
耐振動 | 複振幅1.5mmあるいは100m/s2、1分間10 ~ 55 ~ 10Hz、X、Y、Z各方向2時間 |
耐衝撃 | 100m/s2 X、Y、Z各方向3回 |
温度特性 | ±0.5%F.S.以下 (at Ta=25℃、範囲:0 ~ +50℃) |
※)ワンポイント設定モードとウインドコンパレータ設定モードは1~8digitsの応差を調整できます。
負圧タイプ仕様
センサタイプ設定(※1) | C-2 |
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定格圧力範囲(センサヘッド) | -100~0kPa |
推奨センサヘッド | VUS11-□A、VUS12-□A |
※)センサタイプ設定でC-1、C-2、C-3の設定ができます。(詳細は、取扱説明書を参照してください。)
連成圧タイプ仕様
センサタイプ設定(※1) | C-1 |
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定格圧力範囲(センサヘッド) | -100~300kPa |
推奨センサヘッド | VUS11-□AR |
※)センサタイプ設定でC-1、C-2、C-3の設定ができます。(詳細は、取扱説明書を参照してください。)
正圧タイプ仕様
センサタイプ設定(※1) | C-3 |
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定格圧力範囲(センサヘッド) | 0~1MPa |
推奨センサヘッド | SEU11-□A |
※)センサタイプ設定でC-1、C-2、C-3の設定ができます。(詳細は、取扱説明書を参照してください。)
回路図
形状・価格一覧
オプション・メンテナンス品
2画面3色デジタル表示付圧力センサ31・32パネルアダプタセット
2画面3色デジタル表示付圧力センサ31シリーズ、32シリーズ、小型圧力センサ11・12アナログ出力タイプ用表示器共通のパネルアダプタセット。
小型圧力センサ11・12アナログ出力タイプ用表示器センサヘッド用コネクタ(圧力表示器アクセサリ)
小型圧力センサ11・12アナログ出力タイプ用表示器センサヘッド用コネクタ。
2画面3色デジタル表示付圧力センサ31・32全面保護カバー付パネルアダプタセット
2画面3色デジタル表示付圧力センサ31シリーズ、32シリーズ、小型圧力センサ11・12アナログ出力タイプ用表示器共通の前面保護カバー付パネルアダプタセット。
個別注意事項
警告
1.誤配線はセンサの破損、故障および誤作動の原因となります。
注意
1.表示器(SED-31)のセンサヘッドには、VUS11…A、VUS12…AまたはSEU11…Aタイプを使用してください。センサヘッドの仕様が異なると表示精度が仕様を満足できなくなる可能性があります。
圧力計・検出スイッチシリーズのよくある質問
表示タイプとして、アナログとデジタルの2種類があり、許容差の表記が異なります。
例えば、精度表示が2%の場合は以下のようになります。
1)アナログ表示の精度
±2% F.S.
F.S.とは、フルスケールの略で、測定範囲のことです。
これがセンサ自身の精度であり、許容差を表します。この場合、測定範囲×±2% となります。
(許容差(精度幅=2%)は測定値に関わらず一定の値です。)
以下の3種類の表示精度±2% 1digitと同じです。
しかし、測定範囲がそれぞれ異なるため、±2%の値も変わってきます。
VUS-31R-N(連制圧:-100.0~100kPa)
VUS-31-N(負圧:-101.3~0kPa)
SEU-31R-N(正圧:0~1MPa)
それに加え、以下の±1digit(表示最小値)が発生します。
2)デジタル表示の精度
±2% F.S. ±1 digit
digit(デジット)とは、デジタル機器の特性(分解能)上、生まれるものです。
1digitは、表示できる最小の値となります。(表示倍率分解能を確認してください)
測定値の最小桁が0.01の位の場合、±0.01の許容差(精度幅)となるため、測定範囲×±2%へさらに±0.01した数値が許容差となります。
分離型表示器に圧力が表示されない時、以下をご確認ください。
1)
コネクタのケーブルの繋ぎ方(配線)の間違い
2)
センサヘッドが「アナログ出力タイプ」であるか
(圧力表示器は「スイッチ出力タイプ」のセンサヘッドとは併用できませんのでご注意ください)
3)
センサタイプ設定がセンサヘッドの定格圧力範囲(センサ入力仕様)と一致しているか
センサタイプ設定(「C-1(連成圧)」「C-2(正圧)」「C-3(負圧)」)が、お使いのセンサヘッドの定格圧力範囲(センサ入力仕様)と一致しているかご確認ください。これと異なるセンサタイプ設定を行うと、正しい数値が表示されません。
SED-31のセンサタイプ設定と推奨するセンサヘッド(参考:弊社カタログより抜粋)
「C-1(連成圧)」 VUS11-□AR
「C-2(正圧)」 VUS11-□A、VUS12-□A
「C-3(負圧)」 SEU11-□A
※)
センサヘッドの破損
センサヘッドおよび表示器の供給電源(V)以上の電圧を加えてしまうと、センサヘッドと表示器が破損し、結果、圧力表示器に圧力が表示されなくなるケースもあります。必ずセンサヘッドの供給電源(V)の範囲内でご使用ください。
出力方式および使用用途の違いです。
アナログ式
圧力を検知し、それに応じた電気信号(電圧・電流)を出力します。
常に圧力に応じた電気信号を出力します。
そのため、圧力の確認、圧力の変化を見て装置が正しく作動しているかを確認したいなど、圧力の確認・管理に使用します。圧力の増減に応じて出力が変化するので、ディスプレイに圧力の波形を表示することも可能です。
スイッチ式
設定した圧力値を超えた(下回った)ことを検知し、スイッチ出力※します。
(設定した圧力に達しないと出力されません。)そのため、使用用途としては、タンクの圧力が設定値以上になったらバルブを止めたい、吸着搬送中にワークが吸着したら真空度が設定値以上になったら装置を動かしたい…といった際に、回路全体の動きを制御するためのスイッチとして使用します。
※)
スイッチ出力とは、電圧や電流を信号として出力するアナログ式と違い、内蔵されているトランジスタ(増幅、またはスイッチ動作をさせる半導体素子のこと)のON・OFF(スイッチ)作用で出力を表現します。
この出力方式は、NPNオープンコレクタと、PNPオープンコレクタの2種類があります。
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