真空パッド滑り止めタイプ
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443.製品の取扱いについて①.空気圧機器の取扱については十分な知識と経験を持った人が取扱ってください。圧縮空気は、取扱いを誤ると危険です。空気圧機器を使用した機械・装置の組立てや操作、メンテナンスなどは、十分な知識と経験を持った人が行ってください。②.機械・装置の取扱い、機器の取外しは、安全を確認するまで絶対に行わないでください。⑴.機械・装置の点検や整備は、ワークの落下防止処置や暴走防止装置などが設置されていることを確認してから行ってください。⑵.機器を取外す時は、上記の安全処置がとられていることの確認を行い、圧縮空気の供給と該当する設備の電源を遮断し、システム内の圧縮空気を排気してから行ってください。⑶.機械・装置を再起動時は、飛出し防御処置が行われているか確認し、注意して行ってください。③.製品の基本構造や性能・機能に関わる分解・改造は行わないでください。④.使用流体の漏れにより機械、装置への損傷もしくは災害を引き起こす恐れがある場合には、予め保護カバーなどの安全対策を実施してください。⑤.ワンタッチ継手部の開放リングは、圧力がかかっている時には絶対に触れないでください。触れることにより、開放されチューブ抜けの原因となる危険性があります。⑥.エアの切換作動頻度が激しいと本体が発熱する場合があります。熱による火傷の原因となる危険性があります。⑦.製品に引っ張り、ねじり、曲げなどの負荷がかからないようにしてください。製品本体の破損の原因となる危険性があります。⑧.ネジ側、またはチューブ側が揺動、または回転する場所では使用しないでください。揺動、または回転により製品本体の破損の原因となる危険性があります。⑨.樹脂本体が回転する製品は、強制的に揺動、回転させないでください。本体の破損、漏れの原因となる可能性があります。⑩.必要以上の乾燥エアを流さないでください。ゴム部品の劣化による作動不良の原因となる可能性があります。⑪.水や溶剤による洗浄や塗装は行わないでください。溶剤による樹脂部品の破損や、塗装により作動不良を起こす原因となります。⑫.シールゴム材質、ガスケットにNBRを使用している製品は、オゾンの影響によりクラックが発生し、不具合に至る可能性があります。オゾンは、除電エア、クリーンルーム、高電圧モータなどの近くに通常より高濃度で存在しています。対策としては、HNBRやFKMなどへのゴム材質の変更が必要です。詳細につきましては、最寄りの営業所へお問い合わせください。⑬.製品の上に乗ったり、物を置かないでください。転落事故、製品の転倒、落下によるケガ、製品破損による誤作動などの原因となります。

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