真空パッド吸着痕防止タイプ
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1044真空パッド真空関連機器技術資料吸着痕防止タイプスポンジタイプ長 円タイプホルダ単体フリーホルダ落下防止弁直付形フィルタ真 空シリンダエアピンセット■ フレキシブルホルダ部の仕様■ 理論吸着力02010040706050308020406080100ø30ø20ø10真空度 (–kPa)理論吸着力 (N)パッド径 (mm) 個別注意事項ご使用の前に必ずお読みください。安全上のご注意、掲載商品の注意事項についてはP.00〜P.00、真空パッドの共通注意事項についてはP.000〜P.000をそれぞれご確認ください。注 意9.フレキシブルホルダへの樹脂パッド取付けネジはクリープにより緩みが発生する場合があります。定期的に緩みの確認を行い、緩みが発生している場合は下記締付けトルクを参照し定期的な締め付け、または適宜に真空パッド部の交換を行ってください。真空パッド材質ネジサイズ締付けトルクPEEKM5×0.81.4 ~ 2.1N·m導電性PEEKM5×0.82.0 ~ 2.3N·mPOMM5×0.80.6 ~ 0.7N·mネジサイズ締付けトルクM4×0.70.7 ~ 0.8N·mM6×11.5 ~ 2.0N·m1.吸着痕防止真空パッドは、リップ部を樹脂化することにより、従来の真空パッドと比べ、吸着痕を抑えておりますが、ご採用に際しては実機にて吸着痕の影響が無いことを確認の上ご使用ください。2.吸着痕防止真空パッドのフレキシブルホルダ内部は構造上、使い方により摩耗する場合があります。クリーン環境下でのご採用に際しては、摩耗による発塵の影響が無いことを確認の上ご使用ください。3.本製品には、フレキシブルホルダに1㎜のストロークを設けてありますが、あくまでも微妙なワークの傾きに追従することを目的としています。バッファ機能の必要がある場合には、スプリング式のホルダと併用して使用してください。また、スプリング式ホルダをご使用の際は、摺動部に掛かる横方向の力を最小限としてください。ホルダの摩耗により、作動不良、発塵の原因となる可能性があります。4.吸着痕防止真空パッドのフレキシブルホルダと樹脂パッド間は、廻り止め構造とはなっておりません。回転搬送には適しませんのでご注意ください。5.吸着痕防止真空パッドは、ゴム製パッドと比べ、リップからの真空圧リークが大きく発生します。真空保持の使い方はできませんのでご注意ください。また、真空流量は極力大きく確保しリークによる圧力降下を最小限に抑えてください。6.真空パッドの吸着面は使用前に必ず洗浄を行ってください。付着物が吸着痕として残る場合があります。尚、洗浄時は、吸着面に傷が付かないよう注意し、有機溶剤は使用しないでください。7.本製品には、特殊ステンレスを使用しておりますが、これは防錆を目的としたものではありません。使用環境によっては、錆が発生する場合があります。8.フレキシブルホルダを実機、またはパッドホルダに取付ける際は、下記締付けトルクを参照し、適正な工具を用いて締付けを行い、緩みの無いことを確認してください。使用流体使用真空圧力使用温度範囲空気0 ~ -100kPa0 ~ 60°C(凍結なきこと)※.理論吸着力は、静的条件の数値ですので実際に使用する場合は、水平吊りが1/4、垂直吊りが1/8の安全率を見てください。

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