大型デジタル表示付圧力センサ31・32シリーズ
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パッド水平吊りW28●吸着物(ワーク)が落下して危険と考えられる場合には、 落下防止策を設けて安全対策を施してください。●吊り上げ方法は、あくまで水平吊りを基本と考え、 十分な安全率を設けた選定をしてください。●吸着力の計算は、ワークの質量ばかりでなく、加速度、衝撃を加味して選定してください。●パッド径、及びパッド数、吸着位置を設定する際は、本文中の吸着力をよく理解し、充分余裕をみて選定してください。●使用環境、使い勝手により、パッド材質を本文の選定方法を参考に選定してください。●吸着物、及び吸着物の形状により適するパッド形状(タイプ)がありますので、選定方法をよく読んで選定してください。●真空回路にて1台の真空源に2個以上のパッドを配管した場合、1個のパッドが吸着不良(漏れ)を起こすと他のパッドは、 真空圧力の低下によりワークが離脱する危険性があります。 その対策として 1.落下防止弁         2.ニードル弁         3.真空切換弁 の設置を行うと有効的です。 また、真空ポンプ使用の際、上記3項目とは別にチャンバ(タンク)の設置も有効的です。●ワークを吸着させる際、真空パッドに過度の衝撃、荷重を掛けないでください。 真空パッドの耐久性の著しい低下の原因になります。 目安として、リップの変形範囲、または軽く接触する程度の設定を推奨します。●真空パッドによるワークの吸着位置は、 モーメントが発生しないような取付け方をしてください。●ワークから真空パッドのはみ出しが発生しないような取付けをしてください。 真空度の低下により、ワークが落下する可能性があります。●ワークの横移動の加速度を極力低減させてください。 ワークの摩擦係数によっては、ワークが横滑りする可能性があります。●ガラス板、実装用基板のような面積が大きく、且つ厚さが薄いワークを使用する際は、 真空パッドの配置、移動加速度を充分考慮した使用をしてください。 真空パッドの配置位置、加速度の影響によるワークの変形、破損に至る可能性があります。●ワークが落下する可能性のある使用環境の場合、落下防止ガイドなどの補助具を使用してください。●吸着物の高さにバラツキ、段差がある場合、また外力により破損しやすい吸着物の吸着には、 スプリング式ホルダ、ロングストローク式ホルダが適します。注意この範囲内で位置決めを行ってください。吊り上げる時に加速度による大きな力が加わる面積の広いワークロングストロークタイプ高さが不揃いのワーク、積み重ねたワークなど⑤ 選定上の注意事項注意落下防止用ガイドなど1.真空パッド選定上のご注意2.真空パッドの使用条件上のご注意真空発生器真空ポンプ対応ユニット真空ポンプ真空パッド真空関連機器技術資料

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