ロータリジョイントSUS304

1.流体の漏れが生じた際は、速やかにバルブを閉めて流体を止め、使用を中止してください。流体の漏れが生じたまま使用を継続すると、重大な事故の原因となる可能性があります。

2.使用流体が薬品、溶剤、混合ガスなどの場合は耐薬品性を確認の上ご使用ください。使用条件により継手本体の破損、チューブの抜け、漏れの原因となる可能性があります。

3.本製品は、シールゴム材質の選択ができますが、シール材質による識別がありませんので、包装材を開封する際、他のシール材質のものに混入しないようにしてください。混入により、使用者の意図とは異なる事態が発生する可能性があります。

4.直射日光や紫外線によりPP樹脂が劣化することがあります。

5.製品二次側にシール材の摩耗粉が流出する可能性がありますので、フィルタやストレーナを取付けてください。

6.使用する流体に対応した製品形式をご使用ください。仕様外の流体で使用すると、製品の破損、漏れの原因となる可能性があります。

1.PPS樹脂は直射日光、蛍光灯、水銀灯、高温の雰囲気に長時間さらされると変色する性質を持っていますが、変色しても性能に影響することはありません。

2.EPDM（シールゴム材質）は鉱油系の油への耐性が劣るため、一般空気圧回路内での配管には適しませんのでご注意ください。

3.管用テーパネジは、シーロック加工を施しておりませんので、取付けの際はご注意ください。ネジ部にシールテープ、シール剤などを使用する場合は、ネジ部の端面から1.5 ～ 2山を残して巻く、または塗布してください。

4.禁油仕様ですので、チューブの装着が標準タイプよりもきつくなります。ご使用の際は、チューブがチューブエンドまで差込まれていることを確認してください。装着の際、使用に問題のない液体をチューブに塗布すると装着性が改善されます。

5.腐蝕性、発塵性は使用環境により異なります。機械、装置への悪影響が懸念される場合は、あらかじめ使用条件に即した採用評価をしてください。

6.ラジアル荷重がかからないようにご使用ください。寿命を低下させる原因となります。

7.激しく揺動する場合は、ポリウレタンチューブをご使用ください。ナイロンチューブなど硬質のチューブがラジアル荷重のもととなる可能性があります。

8.過大なトルクで締付けると、金属六角部が変形し、構造的に回転不良、流体漏れを引起こす可能性がありますのでご注意ください。

9.回転シール面に異物が入ると寿命低下の原因となりますので、清浄な流体をご使用ください。また、配管の際は配管内の異物を除去してください。

10.使用流体、使用条件により回転トルクが変動する可能性があります。

11.長期間にわたって機械を稼動させない場合は、本製品内部に液体が残留した状態で放置しないでください。製品の機能・寿命に影響を及ぼす可能性があります。

12.本製品は回転により発熱しますので、使用圧力及び回転数によっては高温になることがあります。製品に触れる際は回転を止めた後、十分に温度が下がっていることを確認してください。

13.本製品をネジ締付方向と逆回転で使用する場合は、ネジの緩みが発生する可能性がありますので定期的な点検及び増締めを行ってください。