チューブ
ソフトポリウレタンチューブ
エア配管はもちろん水も流せる極軟質ポリウレタンチューブ。
狭小部への取付けや小さい曲げ半径の使用が可能。
カラー:6色、サイズ:5種。
曲げ半径
-
6色
特長
優れた柔軟性。極軟質で小さい曲げ半径の使用が可能。
極軟質のため、狭小部への取付けや小さい曲げ半径の使用が可能。
水を流す事も可能。
エーテル系ウレタンを使用。
カットマークを約500mm間隔で表示。
チューブをカットする時に便利。※カットマークは目安であり、寸法を保証するものではありません。
チューブ概要
チューブカラーサンプル
ご使用のモニタにより実際の色と異なる場合があります。
仕様
使用流体 | 空気、水(条件有※1) |
---|---|
最高使用圧力(20ºC65%RH時) | 0.7MPa(※2) |
使用真空圧力 | -100kPa |
使用温度範囲 | 空気の場合:-20~60ºC(凍結なきこと)/水の場合:-15~60ºC(凍結なきこと) |
特記事項 | インサートリングを推奨します。(JIS規格の引抜強度の確保が必要な場合は、インサートリングを使用してください。(JISB8381-1)) |
警告
※1)使用流体が水の時は、下記の条件を必ず守ってください。
水使用の際は、サージ圧力を最高使用圧力以下に抑えてご使用ください。
異物や汚染物が混入していない日本国内の一般水道水は使用可能です。その他の水を使用の場合は実機評価にてご確認ください。
ワンタッチ継手に接続して水を使用される際は、インサートリング(WR)を必ず使用してください。
※2)最高使用圧力は、20ºC65%RH時の値です。その他の温度の場合は、破壊圧力曲線から十分余裕のある安全率をみてご使用ください。また、チューブが揺動及び屈曲などの可動部にある場合、分子間発熱による自己発熱で温度が上昇し、チューブ破損の原因となる可能性があります。
適用サイズ
ミリサイズ
外径x内径(φmm) | 4x2.5, 6x4, 8x5, 10x6.5, 12x8 |
---|
形状・価格一覧
個別注意事項
チューブシリーズのよくある質問
基本的には、適用チューブサイズが合えば、どのシリーズの継手でもお使いいただくことは可能です。
※締付継手は、外径・内径両方とも適用チューブサイズが合っている必要があります。
使用流体、最高使用圧力、使用温度範囲、部品材質など、それぞれの仕様・特長をご確認の上、お選びください。
例:チューブフィッティング PL6-01 の場合、チューブ外径φ6mmのチューブ(UB0640…、NA0640…など)
商品一覧ページで、仕様、特長、材質など 詳細条件を指定して絞る機能をご用意しておりますので、ぜひご活用ください。
なお、チューブサイズが合わない場合には、継手の適用チューブサイズを変換するレデューサ(PGJ)を組合わせることで、対応できることがありますので、お問い合わせください。
また下記の点にもご注意ください。
<ご注意>
・スパッタチューブは被覆部分を剥いて使用するため、形式は内側チューブのサイズを表しています。
被覆部分を含めると、チューブ外径はさらに大きいですが、内側チューブの外径に合わせて
継手を選んでください。
例:FB0640-20の場合、適用チューブサイズφ6の継手(KC6-01など)をお選びください。
※被覆部を剥かないまま継手に接続すると、チューブが破裂する恐れがありますので、必ず剥いてご使用ください。
・真空用チューブ(UD)をワンタッチ継手(ミニマル継手・締付継手以外)に接続する場合は、必ずインサートリングをご使用ください。
閉止弁のハンドバルブやボールバルブを使って止める方法もありますが、不使用チューブの先端をふさぐ
キャップ(PPF)をご用意しています。
継手同様、チューブを差込むだけでふさぐことが可能です。
チューブ透明度比較画像の一覧がございますので、ご確認ください。
関連FAQ(チューブ)
熱媒体油(条件あり※)であれば、ナイロンチューブ(NA)・ソフトナイロンチューブ(NB)をご利用ください。
高額にはなりますが、フッ素樹脂チューブのSFT、SETチューブも使用可能です。
油でも多種の成分が配合されていますので、状況により、お客様での実機評価が必要になる場合があります。
関連FAQ(チューブ)
基本的に、弊社のチューブをご使用いただくことをおすすめします。
※) 「他社のチューブあるいは継手と互換がありますか?」参照
また、接続前にチューブ端面が直角に切断されているか、チューブに汚れや異物の付着や傷がないか十分にご確認ください。
他社のワンタッチ継手用チューブでも、外径が一致していれば一部を除き、基本的にはピスコ継手に接続可能です。ただし、ワンタッチ継手は外径シール方式(チューブ外径を弾性体スリーブ等のゴムパッキンでシールする方式)のため、外径の寸法精度が出ていないチューブは着脱が困難であったり、エア漏れの原因になります。
出来る限り、ピスコ継手にはピスコチューブをご使用いただくことをお勧めします。
当社以外のブランドのチューブをご使用になる場合は、チューブ外径公差が下表の仕様を満足することをご確認ください。
チューブ外径公差
ミリサイズ | ナイロンチューブ | ウレタンチューブ |
---|---|---|
φ1.8mm |
- |
±0.05mm |
φ2mm |
- |
±0.05mm |
φ3mm |
±0.1mm |
±0.15mm |
φ4mm |
±0.1mm |
±0.15mm |
φ6mm |
±0.1mm |
±0.15mm |
φ8mm |
±0.1mm |
±0.15mm |
φ10mm |
±0.1mm |
±0.15mm |
φ12mm |
±0.1mm |
±0.15mm |
φ16mm |
±0.1mm |
±0.15mm |
インチサイズ | ナイロンチューブ | ウレタンチューブ |
---|---|---|
φ1/8 |
±0.1mm |
±0.15mm |
φ5/32 |
±0.1mm |
±0.15mm |
φ3/16 |
±0.1mm |
±0.15mm |
φ1/4 |
±0.1mm |
±0.15mm |
φ5/16 |
±0.1mm |
±0.15mm |
φ3/8 |
±0.1mm |
±0.15mm |
φ1/2 |
±0.1mm |
±0.15mm |
φ5/8 |
±0.1mm |
±0.15mm |
製品名(決まっていれば形式まで)と、薬品を使用する場合は正式な薬品名をご確認ください。
その上で、構成する部材についての耐薬品性を、以下の「耐薬品性資料」にてご確認ください。
PISCOチューブの中で柔らかいものは、真空用チューブUD、ソフトポリウレタンチューブUCとなります。小さな曲げ半径を必要とするコンパクト配管に最適です。(※真空用チューブUDは高圧での使用には向きませんのでご注意ください)
逆に硬いチューブは、フッ素樹脂(PFA)チューブSFT、フッ素樹脂(FEP)チューブSET、スパッタ(被覆)チューブFBです。
チューブの曲げ半径比較
【動画】チューブの柔らかさ比較
仕様はカタログ、デジタルカタログでご確認ください。
サンプルをご希望の方は最寄りの営業所へお問い合わせください。
ワンタッチ継手は、チューブの外径が同じであればつなぐことができます。
バーブ継手、締付継手は外径が同じでも、内径が異なると接続することができませんのでご注意ください。
弊社商品は、原則的に屋内使用を目的としており、屋外での使用は保証対象外となりますが、各チューブ材質の特性としましては、以下を参考にしてください。
使用環境に大きく影響されるため、ご使用になる場合は定期的な点検・交換が必要です。
材質 | ピスコラインナップ | 耐候に関する強弱 | 使用温度範囲※ |
---|---|---|---|
ウレタン |
UB, UCほか |
耐候の影響を受けるが、 |
-20~70℃(UB) |
ナイロン |
NA, NB |
耐候の影響を受けるが、 |
-20~100℃ |
ポリオレフィン |
CTA, CTB |
耐候の影響を受けやすい |
-15~80℃ |
フッ素 |
SFT, SET, SFTN |
耐候の影響を受けにくい |
-65~260℃ |
PVC(塩ビ) |
FB |
耐候の影響を受けにくい |
-15~90℃ |
※) 凍結なきこと 使用流体が空気の場合
チューブカラーはクリア系などの薄い色よりも着色品、黒が紫外線に強くなります。
屋外の温度、湿気、ダスト、紫外線などの影響でチューブの劣化が屋内使用に比べ早くなる可能性とリスクを考慮した上で、貴社判断をお願いします。
商品によって水使用の可・不可は有りますが、標準的なピスコワンタッチ継手は条件さえ合えば水配管での使用も可能です。水を流す場合の条件は以下の通りです。
1. サージ圧力(バルブなどで流れを閉止した際に一時的に上昇する圧力)を最高使用圧力以下に抑えて使用してください。
2. 一般水道水は使用可能です。その他の水使用の場合は、弊社仕様の適合が異なる場合があるため、実機にて十分評価判断の上ご使用ください。
3. インサートリング(チューブの内側に挿入するパイプ形状のステンレスリング)を使用してください。
水配管の場合、長期間使用している間にチューブが収縮して抜けやすくなったり、漏れが発生しやすくなったりするため、この収縮を防ぐ目的でインサートリングの使用を推奨しています。
チューブカラー:クリア、クリア系カラーは、流体(液体)確認が可能です。(チューブカラーが濃いものは流体(液体)確認には適しません)
流体(液体)が無色透明でも、液体に空気(気泡)が混入していれば、その流れにより液体の流れを確認することが容易です。
※) 図1(色水の場合は、色水の色の濃さにより異なります)
しかし、液体が流れていても、チューブ内が液体で満たされている(液体に空気(気泡)が混入していない)状態では、チューブカラーや流体(液体)の色を問わず、チューブ内をよく確認する必要があります。※図2
なお、液体をしばらく流し続けると、チューブ内径に小さな気泡が付着することがあるため、その気泡で液体の有無が確認することもできます。
図1
図2
チューブカラー:クリア・クリア系カラーかつ水使用可能なチューブ
※) 液体を使用される場合は、各商品の注意事項をよくご確認の上、ご使用ください。
関連FAQ(チューブ)
基本的には使用できません。
指で押してつぶれる位の柔らかいチューブは、ワンタッチ継手に挿入する事自体が困難な上、たとえ挿入出来たとしても引抜き力が弱く、すぐに抜けてしまいます。
ピスコの真空用ソフトウレタンチューブ(UD)もまた指でつぶれる位柔らかいものですが、インサートリング(チューブの内側に挿入するパイプ形状のステンレスリング)を装着することでワンタッチ継手にも使用することができます。
SFTチューブとSETチューブは、ともに耐薬品性に優れ、化学・食品・医療・半導体などの幅広い分野に使用可能ですが、大きな違いは使用温度範囲が異なります。
【SFT】フッ素樹脂(PFA)チューブ
-65℃~260℃
※) 耐熱性に優れています。
【SET】フッ素樹脂(FEP)チューブ
-65℃~200℃
その他、曲げ半径(硬さ)や薬品への耐性はほぼ同等となります。詳細な値はカタログ、耐薬品性資料をご覧ください。なおSETはSFTに比べ安価なため、お求め易い商品となります。
※) エア以外(水、薬品など)を使用する場合は、カタログの注意事項を必ずお読みいただき、【耐薬品性資料】で使用する薬品(成分)との相性を必ずご確認ください。
チューブシリーズの各商品で最高使用圧力は異なりますが、一般的なポリウレタンチューブ(UBタイプ)で1.0MPa、ナイロンチューブ(NAタイプ)で2.0MPaとなります。その他チューブの最高使用圧力はカタログにてご確認ください。
※) 上記の最高使用圧力は、20℃ 65%RH時の値です。温度により耐圧が変わりますので、カタログ記載の破壊圧力曲線を参考にしてください。
弊社ナイロンチューブは耐圧性に優れた、一般配管用チューブとしてラインナップしております。
ナイロンチューブ(NA)は最高使用圧力2.0MPa(20℃ 65%RH時)となり、サイズ(ミリ、インチ)、カラーともに充実したバリエーションを取り揃えております。これに対し、ソフトナイロンチューブ(NB)は、最高使用圧力を1.3MPa(20℃ 65%RH時)に抑える代わりに、ナイロンチューブ(NA)より柔軟性を持たせ、配管時の曲げが容易に行える特長があります。
チューブの中に差込むことで経時変化などによるチューブの変形を抑え、「漏れ」や「抜け」を防ぎます。
水などの液体を配管する場合や、柔らかいチューブをワンタッチ継手につなぐ場合は必ずインサートリングを使用してください。
インサートリングの装着方法
基本的には、チューブの注文形式と同じ数字のものを選んでください。
例)チューブ:UB0640 → インサートリング:WR0640
ただし、インチサイズはミリサイズと兼用の機種もありますので、インサートリングの適用サイズをご確認ください。
弊社インサートリング(WR)は、弊社チューブシリーズへの接続を前提に設計・開発された商品となります。
他社のチューブで使用した場合、同サイズであってもチューブの公差などにより差込めない、または抜けが発生する可能性があります。
エステル系TPUを使用した商品ですので、耐水性が弱く、加水分解を起こしやすいため、材料劣化により水漏れする可能性があります。
関連FAQ(チューブ)
TPUとは、熱可塑性ポリウレタン(Thermoplastic Polyurethane)のことで、一般的にウレタンゴム、ウレタン樹脂と呼ばれるプラスチックの一種です。
熱可塑性とは、一定以上の温度に加熱すると柔らかくなり、加工したい形状に簡単に加工でき、冷えると固まる性質のことです。
そして、このウレタンと呼ばれるものには、エステル系とエーテル系の2種類が存在します。
TPU(エーテル系)
例:UB,UC,UBS,UD,UQ,UCQ,ULなど
エーテルとジイソシアナートとの反応で出来るエラストマー。
耐水性が高い。
TPU(エステル系)
例:UBT,UE
アジペートとジイソシアナートとの反応で出来るエラストマー。
機械強度が高いが、加水分解を起こしやすい。
加水分解(かすいぶんかい)とは、水により化合物が分解されることです。
例えば水に触れることにより、プラスチックやゴムの劣化、強度の低下などが早くなります。
ポリウレタンチューブ(空気専用ポリウレタンチューブUBT、帯電防止チューブUEを含む)のエステル系ウレタン樹脂は、ポリウレタンチューブUBのエーテル系ウレタン樹脂やポリオレフィン系樹脂などに比べ、加水分解しやすい特性があります。
PISCOチューブ※には、500mm間隔でカットマーク表示があり、チューブカット時に便利です。
※) UB01810/UB0212、CTA、CTB、SFT、SETチューブは印字がありません。
カットマークの間隔の変更およびカットマークなしも、特注品として対応可能です。(500m~対応可能)
ご希望の場合、最寄りの営業所へお問い合わせください。
チューブに柔軟性を与えるため、可塑剤(かそざい)と呼ばれる添加剤を使用していますが、この可塑剤が表面に移行し結晶化してにじみ出てきたものです。
このような現象をブルームと呼びます。
添加剤を使用したナイロンは、このような現象が必ず発生します。
これらは耐圧性や耐薬品性などのチューブの性能に直接影響はありませんが、長期的に考えると、柔軟性が低下する傾向にあります。
白い粉はナイロンチューブの特性上、時間経過に伴い、チューブ材質に含まれる添加剤などがチューブ表面ににじみ出てきたものです。性能は変わりません。
気にならなければ、そのままご使用いただいても結構です。
不要な布やウエスで、軽く拭いていただければ落とせます。強くこすると、印字も消えてしまいますのでご注意ください。
耐温水チューブ「WA」 は、2009年に生産中止となりました。
代替製品として、ナイロンチューブ「NA」と、ソフトナイロンチューブ「NB」がございます。
真空用チューブ「NC」は2010年に生産中止となりました。
現在の相当品は真空用チューブ「UD」になります。
材質はナイロンからポリウレタンに変更しております。
この商品に関するお問い合わせ
用途や機能などの諸条件に適した商品をご提案することも可能です。お気軽にお問い合わせください。
近くの営業所でも承っております。
PISCO製品に関するよくある質問をまとめました。お問い合わせの前にご覧ください。