不具合について
当社のワンタッチ継手は漏れを許容しております。禁油仕様の場合、より顕著に出る可能性があります。
禁油仕様品は潤滑油の使用がなくゴム部品のスベリがないため、摩擦抵抗によるヨレなどが漏れの要因となるケースがあります。
漏れが確認された場合は、下記の方法をお試しください。それでも解消されない時は、ご相談ください。
方法①
一旦チューブを抜き、先端をカット後に再度チューブを装着してみてください。
また、使用に際し影響のない液体(水など)をチューブ先端に塗布すると、装着時に摩擦抵抗が小さくなり、ヨレへの改善に期待ができます。
方法②
シール部品(弾性体スリーブ)に異物が付着している可能性がありますので、一旦チューブを抜き、エアブローを行ってください。
使用流体が液体の場合や漏れを許容しない環境でご使用の場合はご注意ください。
基本的に真空パッドのゴムは消耗品(交換部品)ですので摩耗による亀裂も考えられますが、真空パッド材質にNBR(ニトリルゴム)を使用している商品において、オゾンの影響によりゴムにクラック(亀裂)が発生し、不具合に至る場合があります。(オゾンクラック)
このオゾンクラックは、ゴムの応力方向(引っ張られるなど力のかかる方向)に対し、垂直に亀裂が入るのが特徴です。
画像のような亀裂の場合、オゾンクラックの可能性が高いと考えられます。
オゾンクラックイメージ図
NBRゴムのオゾンクラック例
低濃度オゾンの発生源は、紫外線や放電原理を用いる機器(洗浄機・静電気除去装置・空気清浄機など)、モーター、ドライエアコンプレッサなどが一般的ですが、オゾン濃度や発生頻度は一定ではないため、影響度は異なります。
HNBR、FKM(フッ素ゴム)、EPDM、AU(ウレタン)、VMQ(シリコーン)がオゾンに耐性のある材質となります。ご検討ください。
シャフトのキー溝部(下図B)が変形し、変形部分がホルダ内径部と干渉したことで、摺動不良になった可能性があります。
真空パッドホルダを装置に取付ける際、シャフト部(下図A)にスパナを掛けたことにより起こる現象です。
お手数ですが、新しい真空パッドホルダに交換をお願いします。
真空パッドホルダを装置に取付ける際は、上下の隔壁ナットにスパナをかけて締付けてください。
(適正なトルク以上で締付けると隔壁部が変形し、摺動不良になる場合がありますのでご注意ください)
なお、シャフトの六角部分は、パッドの取付け外しの際に使用してください。
【動画】真空パッドホルダ取付時の注意事項
バラツキが生じる可能性はあります。
固定絞り継手、定流量スピードコントローラは「おおよその絞り効果を得る」ことを目的に設計されており、流量のバラツキに関する基準はありません。
絞り内径(穴径)が公差範囲内になるよう管理している商品であり、流量は管理しておりません。
バラツキ原因については、図面寸法内でのオリフィス穴径、深さ、面取り状態、面粗度のバラツキなどの複合要因が挙げられます。
取付けの際に、六角レンチがロック爪先端部に干渉して爪ダレ(先端部の変形。エッジが効かない状態)を起こしてしまった可能性があります。
ロック爪ダレ
ロック爪良品
爪ダレを起こすと、チューブを装着した際、ロック爪がチューブに引っかかりにくくなり、チューブ抜けの原因になります。
硬いチューブ(ナイロンチューブ、フッ素樹脂チューブなど)では、その傾向が顕著になります。
POCを取付ける際は、六角レンチが継手内径六角部に確実に差込まれた状態で回してください。
×適正サイズより大きい六角レンチ
○適正サイズの六角レンチ
シールゴムや真空パッド材質にNBR(ニトリルゴム)を使用している商品において、オゾンの影響によりゴムにクラック(亀裂)が発生し、不具合に至る場合があります。(オゾンクラック)
このオゾンクラックは、ゴムの応力方向(引っ張られるなど力のかかる方向)に対し、垂直に亀裂が入るのが特徴です。
オゾンクラックイメージ図
NBRゴムのオゾンクラック例
禁油仕様の場合、油膜によるゴム表面の保護効果が期待できないため、著しいオゾンクラックとなります。
低濃度オゾンの発生源は、紫外線や放電原理を用いる機器(洗浄機・静電気除去装置・空気清浄機など)、モーター、ドライエアコンプレッサなどが一般的ですが、オゾン濃度や発生頻度は一定ではないため、影響度は異なります。
HNBR、FKM(フッ素ゴム)がオゾンに耐性のある材質となります。
シールゴム材質をHNBRやFKM(フッ素ゴム)に変更した低濃度オゾン対策品もご用意しておりますので、ご検討ください。
シールゴムにNBR(ニトリルゴム)を使用している商品において、オゾンの影響によりゴムにクラック(亀裂)が発生し、不具合に至る場合があります。(オゾンクラック)
このオゾンクラックは、ゴムの応力方向(引っ張られるなど力のかかる方向)に対し、垂直に亀裂が入るのが特徴です。
オゾンクラックイメージ図
NBRゴムのオゾンクラック例
禁油仕様の場合、油膜によるゴム表面の保護効果が期待できないため、著しいオゾンクラックとなります。
低濃度オゾンの発生源は、紫外線や放電原理を用いる機器(洗浄機・静電気除去装置・空気清浄機など)、モーター、ドライエアコンプレッサなどが一般的ですが、オゾン濃度や発生頻度は一定ではないため、影響度は異なります。
HNBR、FKM(フッ素ゴム)がオゾンに耐性のある材質となります。
シールゴム材質をHNBRやFKM(フッ素ゴム)に変更した低濃度オゾン対策品もご用意しておりますので、ご検討ください。
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